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U 総会・理事会
 理事長の権利と義務
 
QUESTION :
 理事長の法的な権利義務について教えてください。
 

ANSWER :
 理事長は管理組合を代表する者であり、規約において区分所有法(以下「法」と呼ぶ)上の「管理者」とする旨定めているのが通常です。したがって、理事長は法第1章第4節「管理者」の規定の適用を受けることになります。
 管理者と区分所有者との関係は、法及び規約で定めるほかは、民法の委任の関係として処理されます。また対外的には、区分所有者を代理する権限を有し(法26条2項)、対外的関係において法律行為をするときは、区分所有者の代理人としてこれを行い、その法律効果は、区分所有者の全員に帰属します。
 

[解説]

 管理者の権限と義務の主な内容は、次のとおりです。

1. 職務上の権限について

  1. 集会の決議を実行し、規約で定めた行為を行い、共用部分、敷地、附属施設の保存行為を行う権限を有します。保存行為とは日常の軽微な修繕、施設の点検等共有財産の現状を維持するために必要な行為をいいます。
  2. 損害保険契約に基づく保険金額並びに共有部分等について生じた損害賠償金及び不当利得による変還金の請求及び受領につき区分所有者を代理する権限を有します。(法26条2項)
  3. 規約又は集会の決議により、その職務に関し、区分所有者のために、裁判の原告又は被告になることができます(法26条4項)
  4. 集会を招集する権利を有します。(法34条1項)
  5. 規約に特別の定めがあるときは、管理者は共用部分を所有することができます(法27条)。これを管理所有と呼びますが、所有権を実質的に管理者に移転するのではなく、管理の便宜上対外的な関係において管理者の所有とするもので一種の信託的な所有権の移転と言えます。したがって実際に所有権の登記がされるわけではありません。
 
2. 職務上の義務について
  1. 集会の決議を実行し、規約で定めた行為を行い、共用部分、敷地、附属施設を保存する義務を負います。
  2. 集会において毎年1回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければなりません。(法43条)
  3. 少なくとも毎年1回は集会を招集する義務があります。(法34条2項)
  4. 規約、議事録、書面決議の書面を保管し、利害関係人から請求があった場合は閲覧させなければなりません(法33条1項、2項、42条3項、45条4項)
  5. 管理者は民法の委任の規定により、その事務を処理するにつき善良な管理者の注意義務を負い、その義務を怠って区分所有者に損害を与えたときは、これを賠償する責任を負うほか、事務の処理に当たって受け取った金銭その他の物を区分所有者に引き渡す義務等を負います。
 

 
 
 
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