個人情報保護法の改正により、従来実質的に適用の対象とされていなかったマンション管理組合にも法律が全面適用されるようになって1年余りになります。これにより、マンション管理組合が個人情報を取り扱うに当たっても、利用目的の特定、適正な取得、第三者提供の制限、安全管理措置等の義務が課されることになりました。
当センターにも、管理組合等から法律にどのように対応すればよいのかについて様々なご相談をいただいています。
また、当センターでは、平成26年に、個人情報保護法がマンション管理組合に適用される以前の段階で「マンション管理組合で作成する名簿の取扱いに関する細則について」として、各種名簿の取扱いに関する細則モデルをお示ししておりましたが、今回、個人情報保護法に適合した内容となるよう全面的な見直しを行い、「マンション管理組合に適用される個人情報保護法と管理組合で作成する名簿の取扱いに関する細則モデル(改正個人情報保護法を踏まえ改訂)」として刊行しました。
● 構 成
- 個人情報保護法(改正個人情報保護法の内容をマンション管理組合に即して解説)
- 管理組合が作成する名簿に関連する法律等の取扱い
- 名簿の取扱細則の検討
- 名簿の取扱細則モデルの策定の方針
- 名簿の取扱細則モデル及びコメント